■ 生存は苦に満ちている。その苦の原因とはなにか

■ なぜ苦しむのか。苦の原因とはなにか

■ 求めるべき苦の安らぎとはなにか

■ どのようにすれば苦は安らぐか

これらを明らかにしたものが

四聖諦 shishoutai


    滅諦   道諦   苦諦   集諦


 釈尊は成道後、45年間の後半生を説法・教化に費やされた。ブッダガヤーから徒歩10日は十分かかるであろうヴァーラーナシーの鹿野苑で5人の修行仲間比丘に対して行われた説法が初法転輪である。それは中道から説き起こされ四聖諦へと続く。

四聖諦とは・・・

  ① 苦聖諦 (苦とは) 

         →生存は苦に満ちている

誕生は苦

老いは苦

病は苦

死は苦

怨憎するもの、敵対するものと会うことは苦

愛するものと別離することは苦

求めて得られないことは苦

五取薀は総じて苦

②苦集聖諦 (苦の原因とは)

→なぜ苦しむのか

欲望の渇愛であり

生存の渇愛であり

虚無の渇愛といったもの

③苦滅聖諦 (苦の消滅)

→苦の滅が目的

これらの渇愛を放擲し

解脱し

愛着のないこと

④苦滅道聖諦 (苦を消滅に導く道)

→どのようにするれば苦は安らぐか

正見 shouken

正思惟  shousiyui

正語  shougo

正業  shougou

正命  shoumyou

正精進  shoushoujin

正念  shounen

正定  shoujou

 

四聖諦の教えは極めて合理的なものである。

例えば、体に不調が感じられれば

①病状の把握

②検査などして病気の原因を見つける

③病気が治療可能であることを確認し

④服薬、手術、習慣改善などの治療・処方をおこなう

 

八正道とは中道のこと

「正しさ」とは、その場、その時において、適切なこと

 

逆を言えば、平安に向かうために必要なことが「正しさ」ということ

正見・・・・・正しく物事を見ること

正思惟・・・正しい想い、意志、決意すること

正語・・・・・正しい言葉を使うこと

正業・・・・・正しい行動、振る舞い

正命・・・・・正しい生活をすること

正精進・・・正しい努力、勇気を持つこと

正念・・・・・正しい意識、注意を持つこと

正定・・・・・正しく心を安定させること

まあ、これらを実践していけば、「正しい」方向におのずと近づくということですな。

「正しい」とは、自分の向かいたい方向(ゴール)を指しているともいえる。

ゴールを設定し、そのゴールにたどり着くにはどうすればよいのか、それが八正道なんじゃな。

たまたま出会った その人と
恋に落ちたの 埼玉で
たまたま決まった お仕事も
通うところは 埼玉
最高気温が 一位になると
「暑いの嫌なの・・・」
本音は嬉しい埼玉

縁起の悪い話かもしれないけれど、君の両親はあと何歳生きるだろうか。仮にあと30年だとして、毎年一回帰省しても、30回しか両親に会えないことになる。その中でゆっくり話ができるのは何回だろう。」

孝行したいときに親はなし。

後悔する前に孝行しましょう。